ごあいさつ

 こんにちは、友田とんです。五年前の春、私は「『百年の孤独』を代わりに読む」という言葉ひとつをたよりに、無謀な挑戦をはじめていました。そして、『百年の孤独』を「代わりに読む」ほどに、可笑しな世界が拡がっていきました。

 四月からひとり出版レーベル・代わりに読む人をはじめます。と言っても、大それたことではなく、これまでやってきたように、ひとりで日々文章を書き、本をつくっていく予定です。

 これからも、日常のなかに可笑しさを見つけ出し、世界を少しだけ拡げ、なんでもない場所になにか空間をつくり出すような本をお届けしようと考えています。

 当面の間は、土日だけに稼働する出版レーベルです。多くのことはできないかもしれません。でも、その代わりいろんなことを小さくはじめて、試行錯誤し、学びながら、到底ほかでは読めない本をつくっていけたらと思います。そのような本をつくっていくプロセスを読者のみなさんにも楽しんでいただけたらうれしいです。どうぞよろしくお願いします。

2019年4月 代わりに読む人 友田とん